こんにちは、ZonoLaboです。今回は、FXトレードの基本的なテクニカル指標の一つである「移動平均線」について考察してみたいと思います。
最後に私独自の見解を画像を入れて説明しますので、是非最後まで見ていただければ幸いです。
※前半は一般論ですので、移動平均線についてご理解いただいている方は後半部分まで飛ばしてもらってOKです。
移動平均線(Moving Average, MA)は、一定期間の価格の平均値をグラフに表したもので、トレンドの方向性を視覚的に捉えるのに非常に有用な指標です。価格の変動を平滑化し、トレンドの方向性を確認するために使われます。主に以下の二つのタイプがあります。
他にも種類はありますが、大きくは上記二つが主に使われているかと思います。海外勢はEMAを好まれて使っていると聞いたこともありますが、日本ではSMAが主流ではないでしょうか。
次に移動平均線の期間についてです。
期間:5日から20日
短期移動平均線は、短期間の価格変動に敏感に反応します。そのため、デイトレーダーやスキャルパーにとって非常に有用です。短期移動平均線の特徴は以下の通りです。
例:10日移動平均線(10SMA)は、直近10日間の終値の平均を計算します。この期間設定は、短期的なトレンドを追いかけるのに適しています。
期間:20日から60日
中期移動平均線は、短期と長期のバランスを取ったもので、多くのトレーダーにとって使いやすい設定です。中期移動平均線の特徴は以下の通りです。
例:50日移動平均線(50SMA)は、直近50日間の終値の平均を計算します。これは、多くのトレーダーが中期的なトレンドを確認するために使用します。
期間:60日以上
長期移動平均線は、長期間の価格変動に対して滑らかなラインを描き、市場の大きなトレンドを把握するのに役立ちます。長期移動平均線の特徴は以下の通りです。
例:200日移動平均線(200SMA)は、直近200日間の終値の平均を計算します。これは、長期的なトレンドを確認するために非常に人気のある期間設定です。
よく、3本の線を入れて短期、中期、長期がきれいに並んでいたら、PO(パーフェクトオーダー)と言われており、優位性があると聞きますが、移動平均線といい、全てのインジケーターが遅行指標の為、POが発生したら、もうトレンドの終わり、転換間近なんてこともあります。
で、ここからが私の見解です。
移動平均線の設定(種類と期間)について、正解が無いように思います。
多くのトレーダーが、「私の移動平均線の設定は~」と言われておりますが、本当に優位性があるのか?と私は思ってました。「この移動平均線のこうなったらここで反発して~」という使い方を紹介されている方もいます。
データを重視する私なりに思いついたのが、種類と期間を選択して、その確率が見えたらいいのでは?と思いつきました。
そこからプログラミングです。あくまで私の確認用に作ったので、作りこんでません(笑)
上の写真はMT4にUSDJPYの5分足のデータを取ってみました。
移動平均の
期間は5
種類はSMA
で、ローソク足の数、陰線の数、陽線の数、、、、等です。
ここで着目しているのは、移動平均線より、終値が上にあるのか下にあるのか?陽線なのか?陰線なのか?
移動平均線より上にあった場合、次の足が陽線という所は数値的に見ても優位性があるかと思います。(61.26%と83.79%)
移動平均線より下にあった場合も然りです。(86.82%と61.76%)
このデータをもとに何か戦術ができないか?とあれこれ考えたりするのが、私は好きです。
一般的に200期間が良く効く(反発する)と言われておりますが、確かに反発は多いと思います。
ただ、データで見ると私が想定した結果とは違いました。
人様にお渡しできるように作ってませんので、今の所、配布は考えておりません。
また、こういうデータが欲しいというのがあれば、コメントいただければ参考にさせていただきます。
では、記事を読んでいただき、ありがとうございました。